2017/12/09 10:54

 

studio482+は日本の台所伝統道具を扱っていますが、今回はじめてスウェーデンの台所道具が入荷しました。

イリス・ハントバーグ社の「エニシダ根の鍋ブラシ」です。

100%ハンドメイド。

 

このブラシを見つけたとき、この美しさに一目惚れをして、スウェーデンから取り寄せてみました。植物の根がこんなに美しかったとは…。

 

 

棕櫚たわしよりも硬めです。

棕櫚たわしはやわらかくて使い勝手はいいのですが、フライパンや土鍋にこびりついた汚れがなかなか取れないのがネックでした...。

 

ある日、ソースを入れた琺瑯ボールを火にかけて焦がしてしまいました。底は真っ黒。ソースが固まってしまっています。琺瑯ボールをお湯に浸す時間もなかったので、水を流しながらこのブラシでゴシゴシと洗いましたら、何と!きれいにこびりついた汚れが落ちたんです。これには正直びっくり。

以来、このブラシは台所で欠かせなくなりました。

 

 

イリス・ハントバークは1870年創業。視覚障害を持つ人たちを積極的に雇用し、家庭用ブラシやキッチン雑貨をハンドメイドで製作しています。また若手デザイナーを起用し、伝統とモダンの融合に取り組んでいます。

イリス・ハントバーク社の元の会社は「SRF Hantverk社」。スウェーデン政府から助成金が出なくなり、一度は会社の存続が危ぶまれました。しかしこの伝統工芸を守りたいと一組のカップルが会社を引き継ぎ、Iris Hantverkと名前を変えて今に至っています。

 

障害者ゆえの商品ではなく、デザイン性、実用性に優れているモノ作りをしている会社として定評があります。視覚障害を持つ職人は、その繊細な感覚で美しくととのった線と形を創り出します。

 

 

 

このブラシの素材はエニシダの根。干し草のような香りがします。一本一本は0.8mmぐらいでしょうか。それを麻紐で束ねてあり、硬めのブラシとなっています。機械で作られたものより丈夫で、毛束が抜け落ちることはありません。

ただし、エニシダの根っこですから使っていると折れることはあります。消耗品ですので、その辺はご理解下さいませ。

 

フライパン、琺瑯なべ、ステンレス鍋などにお使いください。

長い方でざっくり粗い、細かいところや集中して洗いたいときは短い方で。

フライパンや鍋の頑固なこびりつきは、まず熱湯を入れてふやかしてから洗うようにしてください。あまりブラシを強くこするとエニシダの根が折れてしまいますから。

 

クリームベージュ色の美しい根を束ねたブラシは、鍋やフライパンを傷つけにくく、鍋底のこびりついた汚れをきれいに取ってくれます。

棕櫚たわしではやわらかすぎて取れない。しかし金属たわしでゴシゴシ取るのは不安。そんなときにこのブラシが活躍します。

 

 

 

たわしは食材のカスが挟まって取れなくなることがありますが、このブラシは粗めで洗いやすく、水に溶いた中性洗剤でシャバシャバ洗えば不衛生になることもありません。

紐があるので吊って乾かして下さい。

 

 

 

 

 

鍋やフライパンの強い味方です。

小さいけれど、頼りになる鍋ブラシ。

人の手でひとつひとつ丁寧に作られた職人技のブラシをぜひ、台所に。

 

エニシダ根の鍋ブラシの商品ページ

https://studio482.theshop.jp/items/9186338