重要なお知らせエリアを非表示

2020/09/26 12:37

ご好評の双葉商店「イチョウのまな板」が本日、再入荷致しました。

プロの料理人も使いやすいと絶賛するイチョウのまな板を作り続けて60年。双葉商店は福井・越前の山奥から切り出したイチョウだけを使い、一枚板で丁寧に製作しています。


まな板は双葉商店さんに、幅を少し広く、長さを通常よりも若干短くして製作をお願いしています。それはなぜか。


まずは拙著「台所にこの道具」(アノニマ・スタジオ)の中から、エッセイの抜粋の文章をご紹介しながら、この「なぜ」をご説明したいと思います。



〜「台所にこの道具」(アノニマ・スタジオ)から〜

私が使っているまな板は特注サイズです。手に取ると思いのほか小さく感じると思います。まな板は「小は大を兼ねる」のであります。

それまでは台所に合わせてまな板を選べばいいと思っていました。広い台所には大きなまな板。コンパクトな台所には小さなまな板と。ある時、偶然に料理の仕事をする友人が使っているまな板を手にして愕然としました。それは目を瞠るほど小さかったのです。

彼女いわく「このサイズじゃないとダメなんです

しかしそのときは、なぜこのサイズが良いのか、正直よく分かりませんでした。それで同じサイズのまな板を双葉商店に造ってもらい、実際に使って、このサイズの利点を確かめようと思ったのです。

そして分かったこと。効率性です。

私が調理するときは、ひとつの食材を切ったらするに鍋やフライパンに入れ、また別の食材を切っては鍋に入れる。その繰り返しで調理をすることが多く、切った食材を鍋に入れるときに、大きなまな板は重くて運ぶのに難儀です小さなまな板は移動が楽なので、仕事がはかどりますまな板は小さい方が使い勝手が良く、楽に調理ができることに気が付きました。

まな板のサイズ違いでこんなに効率が変わるとは思ってもみませんでしたので、嬉しい誤算でした。


道具は自分の不足を補うためにあるものです。道具を知り、道具に学び、台所仕事はもっと刺激的で面白くなっていきます。ですから自分の調理の癖や特徴を知り、「不足」をしっかり観ることは、道具選びにおいて大事だと思います。

《アノニマ・スタジオ 「台所にこの道具」からの抜粋》


(台所にこの道具から「茄子のたたきのオープンサンド」写真提供:野口さとこ)


イチョウのまな板が優れていること。

1.まな板の表面に包丁傷がついても、木の修復力によって元通りになる。

2. イチョウの木は極めて上部で、油分も適度にあり、速乾性がある。

3. 反ったり歪んだりするのが少なく、包丁の刃を傷めにくい。

4. 丈夫で、弾力性がある。

5. 天然の抗菌作用がある。


イチョウはまな板の材料としては、いいこと尽くめの木だということが分かります。


まな板を使ったあとは、熱湯をかけるとよいと思っている人がいますが、これはダメ。厚みのある天然木のまな板は、熱湯をかけると表面と内側の温度や水分量に差ができてしまい、反りや歪みの原因になります。

また、天日干しもNGです。反りや歪みを引き起こします。

使い終わったら、さっと洗って布巾でしっかり拭く。側面を拭くことも忘れずに。
そして、できたら縦方向で立てておく。これは木目に沿って立て掛けておくことで、乾燥が早くなります。

(台所にこの道具から 写真提供:野口さとこ)

 

双葉商店「いちょうのまな板・特注サイズ」(正規品)

双葉商店「イチョウのまな板・特注サイズ」(30%オフ)


30%オフは節やハリが多いもの。見た目の違いだけで、使い勝手は同じです。

まな板の黒ずみがひどくなったら双葉商店が無料で削ってくれます。(送料はお客様負担)

このまな板は厚みが3cmありますから、10年以上も削りながら、双葉商店のまな板を使用している方もいらっしゃいます。


木のまな板は手入れが難しいから、と敬遠される方も多いと思います。けれど私は思うのです。台所で使う道具はいわば自分の「右腕」。その相棒を気遣うことは、自身を気遣うことだと。

台所はいわば、自分の雛形ですからね。自分をいたわるように道具をケアしていくことはとても大切だと思います。

道具を育てていきながら、自分も育っていく。そんな手仕事の道具を使ってみませんか?