土楽・土鍋「ORIBEさん」9寸
¥ 18,700
SOLD OUT
伊賀焼「土楽窯」の福森道歩さんの織部釉の土鍋です。
この土鍋がジャンルを問わず、いろいろな用途に使えるのには理由があります。
ひとつは伊賀の土。耐火度が高いので、普通の土鍋では不可とされる「炒める」「焼く」ができ、またオーブンに入れて使うことができます。
もうひとつは土鍋の底のカーブです。なべ底の中央にオイルがたまるため、薬味やスパイスがしっかり浸かり、火を入れたときに十分香りを引き出せます。オイル系パスタやカレーなどを作るときにその威力が発揮されます。しかも鍋全体が均一に熱く、ムラなく火が通るため、食材の旨味が十分引き出せます。
鍋料理はもちろん、スープ、煮物、蒸し料理、麺料理、炒め物、ご飯、パスタ、カレー、グラタンなど、揚げ物以外はどんな料理もできます。オーブンに入れられるのが嬉しいですね。
伊賀焼きの土物は「貫入」と呼ばれる、土物を焼成したときに、細かいヒビや気泡が入ります。
土鍋は火を入れると膨張し、冷えると収縮します。それを調整するのが「貫入」です。ですから、土鍋を温度を上げ下げするたびに貫入の働きでどんどん使いやすくなっていくのです。
使っていくと表面にヒビが入っていきますが、貫入から起こるものですので、安心してください。
ORIBEさんをお使い煮なる時は毎度、土鍋を数分弱火で温め、それから中火まで上げます。火の強さの目安は、釉薬がかかっている(緑色)ところまで火が当たらないぐらいの加減です。強火まで上げる必要はありません。
急激な温度差はひび割れや漏れの原因になります。急激に火を強くしないでください。
〔ご使用になる前に〕
新しい土鍋を使うときはまずおかゆを炊きます。
伊賀の土で作る土鍋は使うたびに膨張と収縮を繰り返します。そのため、火を入れるたびに底にヒビが入ります。それが伊賀焼の特徴でもあるのです。新しい土鍋を使うときはまず、おかゆを炊き、素地の目や貫入を埋め、水漏れを防ぐ必要があります。
1. 土鍋に熱湯(時間節約のため)を七分ほど注ぎます。炊いたご飯を1/3カップほど入れて火をつけます。
2. 徐々に温度を上げ、沸騰したら弱火で1〜2時間ほど煮ます。
3.おかゆが糊状になったら火を止め、一晩置きます。次の日におかゆを捨て、土鍋を洗い、よく拭きとってから乾かします。これで準備完了です。
もし万が一、ヒビから水分が漏れだしたらもう一度この作業を行います。土鍋は使えば使うほど馴染み、使いやすくなっていきます。
〔土鍋を使用する際の注意点〕
1.強火にしない。
釉薬がかかっているところまで火がくるとヒビ割れの原因になります。
2.土鍋でお米を炊く場合、お米を洗って浸水させるのはボールで行います。
伊賀焼は貫入で細かいヒビが入るのが普通ですが、浸水させて水を吸ってしまうとそこからヒビがさらに進みます。
3.土鍋は温度差に弱い。
冷たい土鍋(特に冬場で0度以下のところに置かれたあった土鍋)を弱火でも火にかけると割れる原因になります。
商品に詳しい説明書をお付けいたします。末長くお使いいただくためにも必ずお読みくださるようお願い致します。
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《土鍋ORIBEさん9寸》
4人用(ごはん炊きは2〜3合半)
容量1.2〜1.3リットル
直径(取っ手含む)約38cm 高さ(蓋の先まで) 約18cm
*PC環境により画像と実際の色が異なる場合があります。
*IH使用不可。
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サイトに「土鍋の仕事」を掲載しています。
ご購入の際の参考にしてください。
https://is.gd/FNmLiZ
土楽についてはこちら
https://is.gd/al0VUt