鬼おろしセット
¥ 3,740
鹿児島県の脇田工芸社が製作している鬼おろしです。
鬼おろしは江戸時代から使われている、日本伝統の台所道具です。
現在、高齢化で鬼おろしを製作しているところが年々減ってきており、手に入りにくい状態が続いています。
そんな中で鹿児島県は昔から鬼おろしを昔から製作し続けており、作り手として脇田工芸社は草分け的存在です。
使われている竹は鹿児島県の「孟宗竹(モウソウチク)」。
日本の竹の中では一番太く、背の高い竹として知られています。
例えば、大分は「真竹」の生産地ですが、鬼おろしには向きません。孟宗竹のような太い竹が適しているのです。
昔の文献からも鹿児島、宮崎など南九州で鬼おろしが製作させていたことがわかっています。
竹の刃が鬼の歯のように鋭利に並んでいるから「鬼おろし」。
孟宗竹は一般の竹に比べて強靭さと弾力性があります。また軽く、抗菌作用があります。食材の匂いが染み込みにくいのも特徴です。
鬼おろしですった大根おろしはシャキシャキ。歯ごたえがよく、大根そのままを食べてる感覚です。水分があまり出ないので、水分の中に含まれる栄養まるごと食べることができます。
店主の家では蕎麦・うどんはもちろん、鍋料理、湯とうふ、厚揚げ、グリル野菜など、一年中鬼おろしを使っています。
パン粉やハード系チーズをおろすときもお使いいただけます。玉ねぎや人参などの具材をおろしてハンバーグなどのタネに入れたり、ドレッシングに入れたり…。
アイディア次第でいろいろな料理にお使いいただけます。
《鬼おろしの特徴》
1. 粗くおろせるため、素材の水分やうまみが逃げにくい。
2. 辛味成分が出にくい。
3. 水分があまり出ないことで、大根の水分に含まれているビタミンCやジアスターゼ(消化酵素)をそのまま食することができる。
4. 繊維を壊すことなくおろすことができるので、栄養分を逃すことなく食べられる。
5. 丈夫な孟宗竹を使用しているので、歯もすり減りにくく長持ちする。
6. 何といっても口当たりの良さとおいしさ。大根をそのまま食べているようなシャリ感があり、サラダ感覚でたくさん大根を食べられる。
《用途》
大根、山芋、玉ねぎ、人参、きゅうりなどの野菜おろし
フルーツおろし(りんご、梨など)
離乳食
チーズおろし
《鬼おろしの使い方》
濡れ布巾を下に置く。濡れ布巾の手前を少し折って高くして鬼おろしを置くとおろしやすい。(画像4)。
鬼おろしで食材をするときは、一般的なおろし金と違い、一方方向におろす。
歯に付いた食材は鬼おろしを裏返して叩くとすぐ下に落ちる。
受け皿はそのまま食卓に出して「うつわ」としてお使いください。
硬いものを削ると歯が折れてしまうことあがります。ご注意ください。また、竹とはいえ、歯は鋭いので、使用する際は注意が必要です。
一方方向におろすので最初、慣れないうちは少しおろしづらいですが、慣れてくるとコツがつかめてきます。あまり強い力をかけずに、食材の角をめがけておろすと楽です。
《お手入れ》
スポンジ等でさっと水洗いする。
食材が取りにくい場合はたわし(棕櫚たわしがおすすめ)を使うか、または水の中に鬼おろしを入れて取る。
鬼おろしを洗ったらふきんで拭き、受け皿の上に鬼おろしを置き、輪ゴムなどでとめてから吊るして保管。もし台所で吊るす場所がなかったら、完全に乾かしてからしまうようにする。濡れた状態で袋に入れたり引き出し等に保管するとカビなどの原因になる。
浸けおきや食洗機のご使用は✖️。
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鬼おろし
約30cm(取っ手を加えた長さ) x 9cm(幅) x 3cm(高さ)
受け皿
約23cm(長さ)x約9.8cm(幅)x 3.8cm(高さ)
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*歯が欠けてしまった場合は上部の鬼おろし(税込1,870円)のみの販売をしております。お問い合わせください。